FASHION

芯のある女、秋元梢に聞く「マイスタイルの作り方」

2018/05/26

漆黒のストレートヘアにパッツン前髪、くっきりアイラインと真っ赤なリップ。今や世界のファッションシーンも認めるトレードマークを持つ、秋元梢。ファッションやその生き方からも一本芯の通った強さを感じさせる彼女が、2018年5月26日(土)に30歳という人生の節目を記念したフォト&エッセイ『kozue 2017-2018』を発売。本を作るうえで、素顔の自分やこれまでの体験、自分の軸を一緒に築いてくれた人たちを振り返ったという彼女。秋元梢という確立したオリジナリティを作ったものとは?を直撃インタビュー。

「今の自分は、これまでの30年間に出会った人が作ってくれた」

━━━発売されるフォト&エッセイ『kozue 2017-2018』は、身近なスタッフとともに創り上げたものとか。

秋元梢:以前から、30歳という節目に本を出したいなと思っていたのですが細かい方向性までは決まっていなくて。今回は仲の良い友人たちと「こんなことしたいね」「じゃあこうしよう」と、日常生活のなかでパズルを組み立てていったような感覚でした。仕事というよりも普段の遊びの延長線のような、リラックスしたムードでのぞみました。

━━━今回のプロジェクトに参加している方々との人間関係はどのように構築されましたか?

秋元梢:仕事やプライベート、様々な形で自然にコミュニティが広がっていきました。例えば、今では毎シーズン行くようになったパリコレは、何度も継続して行くことで様々なクリエイターの方々や各雑誌の編集長さんなど、普段出会うことのできないような方達とも直接話をする機会が徐々に増えていき、それがきっかけで仕事に繋がったり、また他の誰かを紹介していただけました。今の自分があるのもこういったひとつひとつの出会いを大切にしてきたからだと思っています。

━━━人との出会いが今の秋元さんを完成させたんですね。印象に残っている出来事はありますか?

秋元梢:私は、日本で本格的にモデルの活動を始めたときから「千代の富士の娘」ということが先に立つことが多かったんです。そんななか、初めてパリコレに行ったときに、当たり前のことですが、パリでは私はただのアジア人のひとりとして見られ、肩書きも職業も知られていませんでした。そんな何者でもない私のことを見て、気に入ってくれた人が、「あの黒髪のアジア人は誰だ!?」と、スナップ撮影をしてくれたんです。私自身をそのまま見てくれる人がいることが新鮮で心地よく、それが今の私のスタイルを作り上げた理由のひとつです。

「人から求められる自分像ではなく、自分という個性を大切にする」

━━━秋元さんが思う、自分らしさとは?

秋元梢:私は身長が165cmでショーモデルとしては身長が足りていません。それでも、いわゆる日本人らしい肌で黒髪、前髪がパッツンの、秋元梢という「個性」を求めて呼んでくださる方々がいる。自分では、正直キャラクターのようなものだと思っていますが(笑)。自分の個性を自分で認めてあげて、素の自分でいることが、自分らしさかなと思います。素の自分を受け入れてくれる人たちに出会え、自分の個性を自分で受け入れることができるようになったことで、人から求められる自分像ではなく、自分という個性を大切にしながら仕事ができるようになりましたね。

━━━普段雑誌では見せないような、オフモードな表情もたくさん見られるとか?

秋元梢:雑誌の撮影では絶対にOKを出さない表情や、ふざけたカット、ノーメークのものまで公開しています! 子供のころから親しんできた地元・墨田区で撮影したものもありますし、友人がデザイナーを務める「99%IS-」のショーを見るため、韓国に出向いたタイミングに合わせて現地で撮影したものもあります。服もメイクも、自前のものがたくさん登場しますよ。

━━━『kozue 2017-2018』をどんな人に見てもらいたいですか?

秋元梢:ファンでいてくださる方々はもちろん、自分とはスタイルが違うと思う人にもぜひ見ていただきたいです。「大切な友達たちから見た自分」というものが詰まっているので、きっと意外性があるかなと思います。見てくださった方が、「自分のなかの自分らしさに気づける」、「自分という個性を好きになれる」、そのきっかけになると嬉しいなと思います。


秋元梢さんが今の自分すべてをさらけ出したフォト&エッセイ『kozue 2017-2018』は、2018年5月26日(土)から順次、国内外の書店やセレクトショップで発売開始。

Profile
秋元梢。2011年にファッションブランド「エルメス」の広告に日本代表のモデルとして出演後、モデルとしてモードからストリートまで幅広いジャンルで活躍。2015年にはファッションブランド「オランピア・ル・タン」のファッションステージでパリ・コレデビューし、ファッション誌「VOGUE JAPAN」(同年8月号)では、豪華著名人とともに表紙を飾った経験を持つ。2018年、大手化粧品メーカー・資生堂の最高級ライン「クレ・ド・ポー ボーテ」のWEBムービーにアジア人として初めて起用されるなど、世界的に活躍。

書籍『kozue 2017-2018』
国内外で活躍するスタイルアイコン・秋元梢さんの自身2冊目となる書籍。人生のなかで大切にする「仲間」と一緒に作り上げたという作品集は、東京を飛び出し、ソウルや台北、パリなど各国で撮影されたドキュメンタリー色の強い一冊に。新刊のなかでは、人に愛される秋元梢の素顔を惜しみなく見せる。3,000円(税別)。

Writer:Ayano Ishihara

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