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FILM

今観たい、新作映画をピックアップ! 人生を謳歌するヒューマンドラマ3選

2018/02/15

毎月2回、MINE編集部で厳選した新作映画情報をお届け。
2月後半は、“最高のおくやみ記事”を完成させるべく人生最後の目標を掲げる老婦人と新聞記者の心の通い合いを描く『あなたの旅立ち、綴ります』、実話をベースにした、NY行きのウィスキー5万ケースを巡る島人たちの奮闘記『ウィスキーと2人の花嫁』、トランスジェンダー歌手がヒロインをつとめる、亡き恋人のために逆境の中でも自分らしさを貫くエモーショナルな愛の物語『ナチュラル・ウーマン』。人生を謳歌する、笑いあり、涙ありのヒューマンドラマを3本紹介!

【2/24(土)公開】あなたの旅立ち、綴ります

人生はいつでも綴り直せる、と勇気と希望をあたえてくれる感動作

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2月24日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:ポニーキャニオン/STAR CHANNEL MOVIES

ビジネスの成功で財を成し、何不自由なく暮らしていた老婦人のハリエット。しかし80代に入ってから、孤独と死への不安を感じるように。そんなある日、たまたま目にした新聞の訃報記事から、自身の訃報記事を生前に完成させることを思いつき、若手新聞記者であるアンへ依頼することに。依頼を受けたアンは、仕方なく周囲への取材を始める。しかしハリエットを良く言う者は誰一人としておらず、完成した原稿はハリエットの理想とかけ離れたものだった。その原稿を読んだハリエットは、“最高の訃報記事”に欠かせない4つの条件を満たすため、自分を変えることを決意する……。

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監督を務めるマーク・ペリントンは、優れたミュージックビデオの監督としても認められており、U2やマイケル・ジャクソン、リンキン・パークといった錚々たるミュージシャンと仕事をしてきた実績の持ち主。本作でも、「実はハリエットはDJになるほどの音楽狂」という設定になっており、音楽が大きな役割を果たしている。
出演は、『愛と追憶の日々』でアカデミー賞®主演女優賞を受賞し、ゴールデン・グローブ賞に21回もノミネートされるほどのハリウッドを代表する名女優、シャーリー・マクレーンと、『マンマ・ミーア!』や『ジュリエットからの手紙』『レ・ミゼラブル』など数々のヒット映画に出演している人気若手女優、アマンダ・サイフリッド。
本作は、人生の終わり方について考える現代の風潮はもちろん、若い女性が始まったばかりのキャリアに悩む姿や、出会いによって変化していく心情が丁寧に描かれており、すでに各国において幅広い層から共感を得ている。
いくつになっても人生は綴り直すことができるのだという勇気と希望を与えてくれる、珠玉のハートフルストーリーだ。

【2/17(土)公開】ウイスキーと2人の花嫁

不器用で愛すべき島人たちが繰り広げるユーモラスな実話

(C)WhiskyGaloreMovieLimited2016

2月17日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
配給:シンカ

第二次世界大戦中、ドイツによるロンドン空襲が激しさを増す時代に、ついにウィスキーの配給が止まってしまう。そんな状況の中で、ウィスキーをこよなく愛するトディー島の住民たちは、完全に無気力に陥っていた。ちょうどその頃、それぞれのパートナーと結婚の約束をした、トディ島在住のとある姉妹は、厳格な母親から結婚を許してもらえず、周囲からも「ウィスキーがなくちゃ結婚も無理!」と猛反対されていた。そんな時、輸出用に大量のお酒を積んだNY行きの貨物船ミニスターが、島の近くで座礁して沈み始めたのをきっかけに、状況は好転する。

(C)WhiskyGaloreMovieLimited2016

第二次世界大戦中、人々にとって“命の水”であるウィスキーが枯渇してしまっていた時代に、大量のウィスキーを積んだ貨物船SSポリティシャン号が座礁した事件の実話を基に描いた物語。
エディンバラ国際映画祭のクロージング作品としてワールドプレミアされた際には観客からスタンディングオベーションで迎えられ、その後も世界の国際映画祭で多くの映画ファンたちから喝采を浴び続けている本作。
メガホンを取ったのは、世界の国際映画祭で数々の受賞歴を誇る名監督、ギリーズ・マッキノン。ウィスキーをこよなく愛するユーモラスでお茶目な島人たちと、父と娘の普遍的な愛の物語を感情豊かに描いている。観るものの五感を刺激し、最高にハッピーな気分にさせてくれる傑作だ。

【2/24(土)公開】ナチュラル・ウーマン

逆境に負けず、自分らしく生きたいと願う全ての人へ贈る人生賛歌

©2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA

2/24(土)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー
配給:アルバトロス・フィルム

ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌う日々を送っているマリーナは、年の離れた恋人、オルランドと幸せに暮らしていた。しかし、マリーナの誕生日を祝った夜、オルランドが自宅のベッドで突然意識を失い、亡くなってしまう。最愛の人を失ってしまい、悲しみに暮れるマリーナ。そんな中、マリーナはトランスジェンダーであるが故に、不躾で容赦のない差別や偏見を浴びせられる。オルランドとふたりで暮らしていた部屋から追い出されてしまった上、葬儀にも参列させてもらえない。ただ愛する人に最後の別れを告げたい。マリーナにとって、それだけが唯一の望みだというのに……。

©2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA

ヒロインを演じるのは、自身もトランスジェンダーの歌手であるダニエラ・ヴェガ。トランス女優として初のオスカーノミネートもささやかれている。本作の監督は、チリ映画界が生んだ才能、セバスティアン・レリオ。前作のハリウッドリメイクが決定するなど、さらなる注目が集まっている。
本作は、ラテンアメリカ独特の世界観で表現される場面が印象的。また、ダニエラ・ヴェガ自身が歌う劇中の音楽、ヘンデルのアリア『オンブラ・マイ・フ』や、アレサ・フランクリンが歌う『(You Make Me Feel Like)A Natural Woman』からは、“ありのままの女”でいさせてくれる人への強く深い想いが伝わってくる。

理不尽な現実を乗り越え、前へと歩み始めるヒロインの姿に、共感し、励まされ、涙せずにはいられないだろう。

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