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南上夕佳先生監修! 女性の不調に効く「自然ぐすり」って?

2019/04/12

新年のはじまりに、「健康的な生活」「ストレスの軽減」などを抱負に掲げた人も多いのでは? 20代後半〜30代の女性のほとんどが抱えていると言っても過言ではない、からだの不調。どうにかしなければ、という危機感を覚えつつも、日々の仕事や家事、人付き合いに追われていると、「何もできない、何もしたくない!」というのが本音。

そんなストレスフルな現代社会に生きる女性に知ってほしいのが、植物療法こと「フィトテラピー」。化学物質よりも副作用が低く、さまざまな不調に働きかけること、とくに女性のホルモンバランスに効果絶大という利点があり、フランスでは日常的に取り入れている人も。

✔生理痛・生理不順に悩んでいる人
✔冷え性の人 
✔よく眠れない人
✔原因不明の肌荒れ

といった悩みを抱えている人には、とくにおすすめ!と、植物療法の魅力を解説してくれるのは、植物療法士の南上夕佳先生。ホルモンの乱れによる不調を植物療法で克服した体験を活かし、植物療法の基礎知識から簡単な取り入れ方、おすすめの商品までを、連載でお届け!

「フィトテラピー」って?

フィトテラピーとは、「植物療法」とも呼ばれる自然の植物を使った伝統療法の名称。

・ハーバリズム(メディカルハーブ)
・アロマテラピー
・漢方

などもその一種で、人間が持っている自然治癒力を高め、病気を予防する効果をもたらします。日本ではまだまだ馴染みのない言葉ですが、フランスを筆頭に、ヨーロッパ各国では、日常生活に取り入れている家庭も少なくありません。

古来、人々は植物を薬代わりに取り入れてきた歴史があり、今でも薬の約4割は植物の成分を応用して造られているように、植物の力はとてもパワフル。さまざまな薬理効果が証明されているので、私たちはこれを「自然ぐすり」と呼んでいます。

「自然ぐすり」を取り入れ続けると、どんな効果があるの?

shutterstock.com

化学の力でつくられる薬とは違い、飲んですぐに効く、という即効性は低め。ゆっくりと時間をかけながら、包括的に体の調子を整えて、自分が本来持っている自然治癒力を高めてくれます。そのためすでにかかっている病を治療する、というよりは、病院にかかるほどではないちょっとした不調を対処したり、病気を予防するために取り入れるのが一般的です。

私自身、フィトテラピーを習得するきっかけに、原因不明の体調不良がありました。寝る間を惜しんで仕事をしていた結果、25歳で生理が止まり、肌もカサカサ、シャンプー時に髪がごっそりと抜け落ちるように。ホルモンバランスの乱れによる精神的な落ち込みが続き、うつ病のような症状に悩まされました。その間、皮膚科や内科、婦人科などを転々とした結果、下垂体機能低下症、つまり若年性更年期障害であることが発覚しました。

婦人科でホルモン補充療法を受ける選択肢もあったのですが、なかには副作用が出る人もいると聞いてためらいました。そんな中出会ったのが、フィトテラピーです。直感的に惹かれてスクールへ通いながら実践していった結果、50代と診断されていたホルモン値は約1年で20代の正常値に戻り、生理も再開。今では、当時が嘘のように健康な生活を送っています!

「自然ぐすり」はとくに、女性におすすめ!

思春期の初潮の訪れに始まり、排卵、月経、妊娠、出産、閉経と、一生のうちに大きく変化する、女性のからだ。どのステージにおいても、女性ホルモンの影響が大きいのが特徴です。現代の女性は仕事や家事、育児など、古来よりも多くの役割を果たしています。

そのため無理を重ねたり、ストレスをため続けたりすると、ホルモンバランスが乱れて不調に陥りやすく、その不調の一例に、

・生理不順
・生理痛
・慢性的な疲労感
・不眠
・精神の乱れ

などが挙げられます。

そんな女性ならではの不調にやさしく寄り添ってくれるのが、「自然ぐすり」。とくに西洋の植物療法で用いられるハーブは、女性ホルモンにピンポイントで効くものが多いんです。

最大のポイントは、

・薬に比べて副作用が出る可能性が低い
・化学物質を一切含んでいない

こと。リスクなく不調を整えたい、という人はもちろん、今後の妊娠、出産、更年期などに備えたい、という人にもぴったりです!

「フィトテラピー」の意味や効果を理解したら、次は取り入れ方へ。

・塗る
・飲む
・食べる
・香る

と、日常で無理なく実践できる「自然ぐすり」生活をご提案します!

PROFILE:南上夕佳(なんじょう・ゆか)

植物療法士、ルボア フィトテラピースクール副代表、INTIME ORGANIQUE by lebois インストラクター。ホルモンバランスを崩したことをきっかけに、植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定資格を取得。日本における植物療法の第一人者、森田敦子に師事し、ともに啓蒙活動を行いながら、老舗百貨店やレストラン、企業で数々のセミナーやカウンセリングを行う。著書に『自然ぐすり生活』(ワニブックス)がある。

Photo : Yuki Kato Editor : Ayano Nakanishi

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