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振り幅スゴい!メリル・ストリープ出演おすすめ映画【11選】

2019/04/23

“ハリウッドの生きた伝説”とも形容される女優メリル・ストリープ。来年70歳を迎えるとは思えない美貌と、多くの人を魅了し続ける圧倒的な演技力。メリル・ストリープの出演映画を、デビュー作品から代表作、最新映画までピックアップ!

【プロフィール】“リビングレジェンド”の経歴

写真:Everett Collection/アフロ

氏名:メリル・ストリープ(Meryl Streep)
生年月日:1949年6月22日
出生地:アメリカ合衆国ニュージャージー州サミット


アメリカの名門校であるヴァッサー大学在学中に奨学金を得て、イェール大学の演劇大学院に入学。卒業時には、優秀な学生としてキャロル・ダイ演技賞を受賞した。卒業後は、NYへ渡り、舞台女優としての経験を積む。

高い演技力が評価され、1977年に『ジュリア』でスクリーンデビュー。1982年には『ソフィーの選択』でアカデミー賞主演女優賞を獲得した。彼女はアカデミー賞に19回ノミネートされており、これは俳優として最多記録を誇る。(ゴールデン・グローブ賞は28回!)

【1970~1980年代】おススメ映画

デビューしたての頃から圧倒的な演技力で、周りのキャストやスタッフ、そして観る人に自身の存在感をアピールした作品の数々を紹介!

スクリーンデビュー作!『ジュリア(JULIA)』1977年(118分)

写真:Sonia Katchian/New York Post Archives /(c) NYP Holdings, Inc. via Getty Images

【あらすじ・キャスト】

アメリカの有名な女流劇作家リリアン・ヘルマンの回顧録をもとにした本作。監督はフレッド・ジンネマン(『ジャッカルの日』)、主演はジェーン・フォンダ(『パパが遺した物語』)、ヴァネッサ・レッドグレーヴ(『ディープ・インパクト』)が務める。

主人公リリアン(ジェーン・フォンダ)は、処女作の「子供たちの時間」を書いていたころ、旧友ジュリア(ヴァネッサ・レッドグローヴ)のことを思い出す..。第二次世界大戦中のリリアンとジュリアの壮絶な友情関係、そしてリリアンの夫ダシェル(ジェイソン・ロバーズ)との愛を描いたヒューマンドラマ。

【見どころ・エピソード】

アカデミー賞で11部門ノミネート、3部門で受賞した1970年代の名作。本作はメリル・ストリープのスクリーンデビュー作でアン・マリー役を演じている。主要キャストではないものの、デビューしたてとは思えないほどの堂々たる演技を披露し、その存在感はバツグン。

ベトナム戦争を題材にした不朽の名作『ディア・ハンター(THE DEER HUNTER)』1978年(183分)

写真:Universal/Getty Images

【あらすじ・キャスト】

アカデミー賞で5部門を受賞した不朽の名作。監督はマイケル・チミノ(『ダーティハリー2』)、主要キャストにロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン(『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』など)を迎える。

休みの日には一緒に鹿狩りに行くマイケル(ロバート・デ・ニーロ)、ニック(クリストファー・ウォーケン)、スティーブン(ジョン・サヴェージ)の3人。彼らはベトナム戦争で徴兵され、戦場へ向かうこととなる。しかし、ベトナム軍に捕まり、捕虜となってしまう。収容所ではベトナム兵が、アメリカ兵に自らの頭に向かって引き金を引かせる“ロシアン・ルーレット”を楽しんでいた。マイケルは、そんな収容所からの脱出をもくろみ、銃弾の数を増やすようにベトナム兵に申し出るが...?

【見どころ・エピソード】

この映画の一番の見どころであるロシアン・ルーレットの狂気じみたシーンは、緊迫感にあふれ、ベトナム戦争の悲惨さを物語っている。
そんな作中で、メリルは3人が無事に帰還することを願う、リンダ役を演じている。スクリーンデビュー前の彼女の舞台を見たロバート・デ・ニーロは、彼女の演技に惚れこみ、リンダ役に抜擢したそう。彼は、メリルを“自分と最も息の合う女優”と語った。

ちなみに、2018年12月14日に本作の4Kデジタル修復版が全国で公開される。ぜひこの機会に劇場へ足を運んでみては...?

父と子の絆を描いた、胸を打たれる人間ドラマ『クレイマー、クレイマー(KRAMER vs. KRAMER)』1979年(105分)

写真:Photofest/アフロ

【あらすじ・キャスト】

『俺たちに明日はない』のロバート・ベントンがメガホンをとり、『レインマン』のダスティン・ホフマン、メリル・ストリープを主要キャストに迎える。この作品は、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の作品賞を受賞した。

家事や子育ては妻に任せきりで、家庭を顧みずに働いてばかりのテッド・クレイマー(ダスティン・ホフマン)。妻のジョアンナ・クレイマー(メリル・ストリープ)は、そんな彼に耐えられず、離婚話を持ち掛け、家を出て行ってしまう。

家事や子育てをおろそかにしていたテッドは、仕事と子育ての両立に大苦戦。家事に慣れ、ビリーとの親子関係も修復し、順風満帆の生活を送っていたある日、ビリーが大ケガを負い、気をとられているうちに仕事をクビになってしまう。さらにジョアンナがビリーの養育権を要求してきて...?

【見どころ・エピソード】

本作でメリルは、アカデミー賞助演女優賞を獲得している。彼女は、オーディションで、自分流のジョアンナ像を熱弁。監督たちに対し、“私にジョアンナを演じさせたいなら、脚本を書き変えるべき”と申し出たそう。ダスティンは彼女を気に入り、脇役のオーディションであったにもかかわらず、メリルは急遽ジョアンナ役に大抜擢された。

本作のキーポイントである“フレンチトースト”のシーンにも注目! フレンチトーストを見るたびに思い出してしまう映画。

初主演にしてアカデミー賞を獲得した『ソフィーの選択(SOPHIE'S CHOICE)』1982年(151分)

写真:Everett Collection/アフロ

【あらすじ・キャスト】

ナチスのホロコーストを題材にした小説の映画化で、数々の賞を受賞した名作。監督はアラン・J・パクラ(『デビル』)、主演はメリル・ストリープが務めた。

1947年。作家を目指し、NYへ渡った青年のスティンゴ(ピーター・マクニコル)。ある日、ソフィー(メリル・ストリープ)とネイサン(ケヴィン・クライン)という男女に出会い、いつしか3人は親友に。しかし、ソフィーには誰にも話せない恐るべき過去があり、その秘密が衝撃的なクライマックスへの引き金となってしまうのであった…。

【見どころ・エピソード】

メリルは、監督から本作の出演オファーがあった際に、脚本を読んでいないのに引き受けることはできないと言い放ち、断ったとのこと。

しかし、のちに脚本を読み、自分の愚かさに気が付いた彼女は、監督に主演を演じさせてほしいと嘆願。そんな経緯もあって、並々ならぬ覚悟で挑んだソフィー役。メリルは、本作でアカデミー賞主演女優賞を獲得し、名女優への一歩を歩み始めた。

【1990~2000年代】おススメ映画

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悲恋のラブストーリー『マディソン郡の橋(THE BRIDGES OF MADISON COUNTY)』1995年(135分)

写真:Everett Collection/アフロ

【あらすじ・キャスト】

興行収入1億ドルを超える名作。クリント・イーストウッド監督(『アメリカン・スナイパー』)が仕掛ける、ベストセラー小説の実写映画化。主演は、クリント・イーストウッド監督自身とメリル・ストリープが務める。

1989年のマディソン郡。亡くなった母フランチェスカ(メリル・ストリープ)の遺書を読み、困惑した長男のマイケルと妹のキャロリンは、母からの手紙と日記を読むことに。そこには、遺書の内容に関係している、母が隠していた4日間の悲恋の物語がつづられていた。果たして母が誰にも言えずにいた“永遠の4日間”とは何であったのだろうか…。

【見どころ・エピソード】

メリルはこの頃45歳で、恋人役のクリント・イーストウッドは65歳。20歳もの年の差があったにもかかわらず、“彼の恋人を演じるには歳をとりすぎている”と言われていたそう。しかし、そんな批判を押し切り、メリルを主演に指名したクリント。その期待に応え、見事に主演を演じきったメリルは、主演女優賞にノミネートされ、自身の実力をハリウッドに証明してみせた。

不幸だらけのファンタジー映画!? 『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』2004年(109分)

写真:Album/アフロ

【あらすじ・キャスト】

『キャスパー』の監督ブラッド・シルバーリングが送る、アメリカの有名な児童書「世にも不幸なできごと」シリーズの映画化。主演は、『イエスマン』のジム・キャリーが務める。アカデミー賞では、4部門にノミネートされた。

火事で両親を失ってしまった3兄弟のヴァイオレット、クラウス、サニー。3人の身元引受人オラフ伯爵(ジム・キャリー)は、その遺産を狙い、3人を暗殺しようとたくらんでいた。3兄弟は、知恵を振り絞りオラフの陰謀に対抗するが、次々と不幸が降りかかるのであった…。

【見どころ・エピソード】

児童書ながら、その内容は不幸なできごとのオンパレード。ファンタジー作品とは思えぬ展開が話題を呼び、大ベストセラーとなった原作の映画化。そんな本作で、メリルは未亡人のジョセフィーンおばさんを演じる。

“この人ほんとにメリル…?”と思わせるほどジョセフィーンおばさんになりきる面白い彼女が見られるのは本作ならでは!

女性の永遠のバイブル映画『プラダを着た悪魔(THE DEVIL WEARS PRADA)』2006年(110分)

写真:Everett Collection/アフロ

【あらすじ・キャスト】

世界的ベストセラー小説が原作。映画化も大成功をおさめ、300億ドル以上の興行収入を記録した。監督は『素晴らしきかな、人生』のデヴィッド・フランケル、主演はメリル・ストリープとアン・ハサウェイ(『マイ・インターン』)が務めた。

ジャーナリストになるという夢を叶えるため、出版社で面接を受けるアンドレア(アン・ハサウェイ)。しかし、その面接の採用先は、悪魔のようなカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)が手掛けるファッション雑誌、『ランウェイ』の編集部であった。こうして彼女は、ミランダのアシスタント職として働くこととなる。

田舎者でファッションとは無縁な生活を送ってきた一人の女性が、厳しい環境で揉まれながらも、夢を叶えるために奮闘し、成長を遂げるサクセスストーリー。

【見どころ・エピソード】

高級ブランドの魅力的なファッションに憧れ、また、主人公の努力する姿に共感する女性が続出し、女性のバイブル的映画となった本作。なんと本作の衣装代は1億円以上に上るという。メリルの完璧なファッションの着こなしにも注目! また、ミランダがアンディにコートを投げつけるシーンは、なかなかうまくいかず30テイク撮り苦労したという秘話も。

▼セリフ覚えてる?

大ヒットミュージカル映画!『マンマ・ミーア!(MAMMA MIA!)』2008年(108分)

写真:Everett Collection/アフロ

【あらすじ・キャスト】

ミュージカル映画史上ナンバーワンのオープニング興行収入を記録し、世界中で大ヒットしたミュージカル映画。監督はフィリダ・ロイド(『サッチャー 鉄の女の涙』)、主演はメリルとアマンダ・サイフリッド(『TIME』)が務める。

ギリシャのエーゲ海に浮かぶ美しい島で仲良く暮らす親子のドナ(メリル・ストリープ)と娘のソフィ(アマンダ・サイフリッド)。明日に結婚式を控えるソフィの夢は、バージンロードを父親と歩くことだった。しかし、自分の父が誰なのかを知らない彼女は、夢を叶えるため、母ドナの昔の日記を盗み見、父親さがしを始める。はたして彼女は父親と一緒にバージンロードを歩くことができるのか…⁉

【見どころ・エピソード】

今年続編の『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』が公開され、話題を呼んだ映画。続編では、メリル演じるドナの過去にフィーチャーしたストーリー展開で、若い頃のドナ役をリリー・ジェームズが演じた。

1作目と続編を通して、“見た人を幸せにする作品になった”と語るメリル。そんなストーリーとともに、歌って踊る彼女の姿にも目が離せない!

▼小悪魔セレブの映画まとめ

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