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ゴシップ

まずコレから!ジェーン・バーキンについて知るべき7つのコト

2020/05/08

彼女なしに、フレンチシックを語ることはできないと言われるほど、今でもその稀に見る個性が輝くジェーン・バーキン(Jane Birkin)。1960,70年代のフランスを代表する彼女のスタイルは、今でも度々ファッション誌で特集されるほどタイムレスな魅力が詰まっている。彼女のスタイルや生き方をお手本にしたら、今までよりちょっぴり豊かな自分になれるかもしれない。

【プロフィール】

写真:Shutterstock/AFLO

1946年12月14日生まれ。イングランド出身で、女優・モデル・歌手として活躍。

1967年の渡仏後、ジェーン・バーキンはそれまでのマリリン・モンローやブリジット・バルドーのような肉感的なセックス・シンボルとは正反対な、飾らないナチュラルな魅力で人気を博し、全く新しいミューズとして君臨、新たなフレンチ・アイコンへ。

そしてかの有名なエルメス、バーキンバッグの生みの親。

【ファッション/メイク】色褪せない、ジェーンスタイル

ジェーン・バーキンのスタイルを一言で表すとしたら、まさに「ナチュラル」。ここでは、ジェーンのベーシックとなる「ファッション」「メイク」「ヘアスタイル」をご紹介。時が経っても、手本となるそのスタイルは必見!

白Tシャツ・トップス×デニム

写真:Gamma Rapho/アフロ

“I feel most comfortable in an old pair of jeans, Converse, and a man's jersey. My best friend cuts my hair with kitchen scissors.”

着ていて一番落ち着くファッションは、着古したジーンズと、コンバースと、男物のジャージ。髪の毛なんて、親友に台所用のハサミで切ってもらっているのよ。

こんな言葉を残しているように、ナチュラルでいることを好んだ彼女。

今でこそ、Tシャツデニムの組み合わせは定番化しているけれど、そのスタイルを確立させたのは、まさにジェーン・バーキン。クルーネックのTシャツにバギーパンツを組み合わせるのはジェーンの定番で、年を重ねてもそのスタイルが変わることはなかった。

写真:Shutterstock/アフロ

フェミニンなコットントップスにジーンズを合わせたスタイルもお気に入りのジェーン。そこに、真っ赤なシューズを合わせるのもお約束。

写真:AFLO

これは、1970年に撮影された1枚。白シャツに黒ニットを重ね、足元はデニムにブーツ、ロングソックスをレイヤードしたスタイルは今見ても新鮮。

写真:PRESSE INTERNATIONALE/Getty Images

白シャツ×デニムのこちらの写真は、ジェーンが39歳の時の一枚。年齢を重ねてから、上質なシャツやカシミアのニットで「隠して魅せる」ように。ベースはそのままに、けれど年齢とともに少しずつスタイルを変える姿勢もお手本にしたい!

写真:Bertrand Rindoff Petroff/Getty Images

これは1992年、当時ジェーンが45歳の頃、娘である次女シャルロット・ゲンズブール(左)と三女ルー・ドワイヨン(右)との3ショット。広めのクルーネックを、片袖だけ腕まくりしているルックが彼女らしい。

かごバッグ

写真:Collection Christophel/アフロ

ジェーンのスタイルの象徴として、「かごバッグ」もお忘れなく。大きめのかごバッグをいつでも持ち、手帳から大切な手紙までなんでも放り込んでいた彼女。

写真:WATFORD/Getty Images

ある日、そんな彼女と飛行機で偶然隣の席になったエルメス5代目の社長が、彼女がボロボロのバッグに無造作に荷物を入れている様子を見て、「整理をせず、なんでも詰め込めるバッグをプレゼントさせて」と申し出たことから、かの有名な「バーキン」が誕生したのは有名な話。

写真:Gilbert UZAN/Getty Images

定番ルックである、Tシャツとデニムにもかごバッグを合わせていたジェーン。この日は、持ち手の部分に巻かれたバンダナがポイントに。

写真:Jacques Haillot/Getty Images

今でこそ、季節問わずかごバッグを持つことに違和感はないけれど、1960年代から年中かごバッグを持っていたジェーン。スーパーロングコートにかごバッグを合わせる姿は、まさにパリシック。

写真:pool GINFRAY/SIMON/Getty Images

1976年、トレードマークのセミロングヘアをバッサリと切り、トムボーイルックのジェーン。マリンキャップとかごバッグの組み合わせを、とことんナチュラルに着こなした姿が印象的。

ミニワンピース

写真:Best Image/アフロ

ミニワンピース姿も多く見られたジェーン。お尻が見えるか見えないか位のマイクロミニ丈を着こなす姿は、ガールズの永遠の憧れ。このルックは、映画『スローガン』から。

写真:Bertrand LAFORET/Getty Images

1971年、恋人のセルジュ・ゲンズブールと初来日したジェーン。袖にフリルがあしらわれた総柄ワンピースをまとった彼女は、フレンチ・ロリータを象徴する姿。

写真:BOTTI/STILLS/Eyedea/アフロ

フリーザニップルにマイクロミニ。それでもいやらしさを感じさせないのは、ジェーンのナチュラルな魅力があってこそ。

写真:Visual Press Agency/アフロ

1975年に公開された映画『麗しのカトリーヌ』から。大ぶりのパールがあしらわれたミニドレスに、無造作ヘア、そしてすらりと伸びる美脚がフレッシュ!

メイク、ヘアスタイル

写真:Gamma Rapho/アフロ

ジェーンのナチュラルさは、そのメイクやヘアスタイルにも。
アイラインはほぼしない、ドーリーまつげが強調された目元に、自然な美しさを引き出すヌーディリップ。

写真:Best Image/アフロ

髪の毛は、透き通るような栗色のロングヘアに、眉にかかる位のバングス。まるでくせ毛のようにゆるっとしたナチュラルウェーブが定番。

ジェーンが登場した頃人気を博していた“ブリジット・バルドー”は、太いアイラインと巻き髪ヘアがトレードマーク。それとは正反対だったからこそ、まったく新たなフレンチ・アイコンとして頭角を表すように。そのスタイルは、今でもお手本になるほどタイムレスな魅力を放っている。

美しすぎる、ブリジット・バルドーの昔

【セルジュ・ゲンズブール】70'sを代表するカップル

出会い

写真:Reg Lancaster/Getty Images

「ジェーン&セルジュ」、まるで神話のように語り継がれる伝説のイット・カップルが誕生したのは1960年代のこと。

二人の出会いは、1969年に公開された、映画『スローガン』での共演。出会った当初、ジェーンはセルジュに対し「傲慢な人」という印象を持ち、嫌悪感を抱いていたそう。

けれど、ある日のディナーをきっかけに二人は急接近し、交際をスタート。作曲家、映画監督、俳優などマルチに活躍していたセルジュは、ジェーンを起用して映画や曲を手がけた。二人のデュエットソングである『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』は、過激な性描写で二人はスキャンダラスなカップルとして世間の話題に。

3人の娘、セルジュと破局

写真:Alain Dejean/Getty Images

ジェーン・バーキンには、3人の娘がいる。作曲家ジョン・バリーとの間に生まれた長女ケイト・バリー。次女シャルロット・ゲンズブール。3番目の夫である映画監督ジャック・ドワイヨンとの間に生まれた三女ルー・ドワイヨンだ。

1971年、ジェーンが24歳の時にセルジュとの子どもである、次女シャルロット・ゲンスブールが誕生した。そこから事実婚の関係を続けるも、12年の交際ののちに、セルジュのアルコール依存やDVのために破局。

しかし、それからも絆が絶えることはなく、二人の関係はセルジュが亡くなる1991年まで続いた。彼が亡くなってからも、コンサートではセルジュの曲を歌い続けるジェーンからは、彼への深い愛がうかがえる。

写真:Alain Dejean/Getty Images

【映画】観ておくべき!ジェーンの代表作5選

1966年公開のイギリス映画『欲望』ののち、1967年に渡仏したジェーン。そこから数多くの映画に出演し、フランスを代表する女優となる。ここでは、女優としてのジェーンの代表作品をご紹介。

『欲望』1966年

写真:Photofest/アフロ

1960年代のロンドンを舞台に、主人公であるカメラマンが撮影した写真にまつわる奇妙な出来事を描いたサスペンス映画。この映画は、カンヌ映画祭の最高賞であるパルム・ドールを受賞。
ジェーンはこの作品では端役だったが、ヌードを披露。当時、イギリス映画でアンダーヘアを露出したのは彼女が初めてで、世間に衝撃を与えた。

『スローガン』1969年

写真:Collection Christophel/アフロ

ジェーンとセルジュが出会うきっかけとなった、『スローガン』。イギリス人であるジェーンがフランスで名を馳せるきっかけとなった作品でもある。1960年代のフランスの広告界を舞台に、妊娠中の妻を持つCMディレクターと若いイギリス人女性が恋に落ちるロマンス映画。映画の中のジェーンの天真爛漫な姿、そしてファッションに注目。

『太陽が知っている』1969年

写真:Collection Christophel/アフロ

フランスの名女優、ロミー・シュナイダー主演の本作品に、ジェーンは助演として出演。太陽がまばゆい南仏のサントロペを舞台に、男女の四角関係をめぐって展開するサスペンス・スリラー。ティルダ・スウィントンやレイフ・ファインズが出演する、2015年公開の『胸騒ぎのシチリア』の元となった作品でもある。

『ドン・ファン』1973年

写真:Collection Christophel/アフロ

ブリジット・バルドー扮する悪女ドン・ファンが、次々と男を惑わし破滅させるドラマ/ロマンス映画。セルジュの元恋人であるバルドーと、現恋人のジェーンが共演したことでも話題になった作品。

『ある愛へと続く旅』2012年

写真:PictureLux/アフロ

ペネロペ・クルス主演、ボスニア紛争を背景に、アメリカ人男性とイタリア人女性の愛と戦争の悲劇を描いたドラマ。60代となったジェーンは精神分析医として出演。登場時間は少ないものの、さすがの大女優らしい存在感を発揮している。

【歌】甘い囁き声を持った、歌手としての魅力

セルジュと出会い、1969年に歌手としても活動を始めたジェーンは、クセになるような甘いウィスパーヴォイスを持っていた。ここでは、ジェーンのヒット曲を一部プレイバック。

『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』1969年

写真:Collection Privee/Getty Images

セルジュとのデュエットソングである本曲は、過激な性描写と、行為を想わせる吐息が収録されており、イギリス、アメリカ、ヨーロッパ各国で放送禁止となるほどに。しかし、それによりマスコミが大きく取り上げたために曲は大ヒット! 彼女の代表曲となる。

『ディ・ドゥ・ダー』1973年

1stアルバム名にもなった本曲は、繰り返し歌う「Di doo di doo dah…...」のフレーズとスウィートヴォイスが耳に残る。

『無造作紳士』1978年

1999年に放送された日本のドラマ『美しい人』の主題歌となった曲。メランコリックな曲調とジェーンの甘い声が絶妙にマッチ。

【名言】

ここでは、ジェーンの残した、彼女らしいチャーミングな名言を紹介。あなたの日々のエッセンスになりますように。

人生について

写真:Visual Press Agency/アフロ

But who wants an easy life? It’s boring! 

楽勝な人生なんて、誰が望むの? そんなのつまらないじゃない!

とあるインタビューでのジェーンの言葉。困難のない人生はつまらない、という姿勢が背中を押してくれるよう。

ファッションについて

写真:Stephane Cardinale - Corbis/Getty Images

“I always hang things on my bags because I don’t like them looking like everyone’s else. ”

いつもバッグに何か飾りを付けるの。他の人と同じバッグに見えるのが嫌だからよ。

写真のように、バーキンバッグにもあれこれ飾り付けをしているジェーン。自分らしさを大切にしている彼女らしい一面。

笑顔でいること

写真:Best Image/アフロ

“Keep Smiling: it takes 10 years off! ”

いつだって笑顔を絶やさないで。そうしたら10歳も若く見えるもの!

この言葉のとおり、年を重ねてからもチャーミングな笑顔を放つジェーンは魅力的

【日本】との関係

写真:Shutterstock/アフロ

博愛主義者であるジェーンは、世界各地でのボランティア活動にも力を入れている。2011年、東日本大震災の際には、単身で来日。写真は、旧渋谷パルコ前にてチャリティ・ライブを行った際の一枚。

Jun Sato/Getty Images

「日本の皆さんに、愛していると伝えるために来ました」と語った彼女は、まさに慈愛に満ちていた。2013年には、東日本大震災復興支援ワールドツアーを実施。

【現在】ジェーン・バーキンの今

写真:Ollie Millington/Getty Images

2018年7月、71歳のジェーン。古希を迎えても、そのチャーミングな笑顔は20代の愛くるしい少女の頃のまま。これからも、永遠のファッション・アイコンとして語り継がれる彼女は、私たち女性のお手本であり続けるだろう。

意外と知らない、過去って

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