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【日本の魅力を再発見】この夏訪れたい、自然と融合した“芸術祭”とは?

2019/04/12

3年に1度、新潟県の越後で開催されている「大地の芸術祭の里」。今年の夏で7回目となるこのアートイベント。新潟県の豊かな食文化を体験しながら、各地に散在するアートを道しるべに。越後の里山を巡る旅に出かけてみてはいかが?

大地の芸術祭とは?

過疎高齢化の進む新潟県の越後妻有を活性化させるためにスタートした、この芸術際。
土地の魅力をアーティストの手によって再発見し、地元の人たちと交流しながら、土地自体を体感できるのが最大の魅力。
展示作品の中で特に注目したいのは、アーティストや建築家が四畳半という限られた空間で、未来の街を表現する展覧会「2018年の〈方丈記私記〉〜建築家とアーティストによる四畳半の宇宙〜」。限られた小さな空間をどのように活用するか、その視点にはきっとこれからを生きるための“気づき”があるはず。
今回展示されるアートは、越後妻有内の6つの地域を拠点に約378作品が点在。宿泊してゆっくり観覧するのもいいが、日帰りで行くなら、事前に観たい作品をピックアップして、観覧コースを決めておくのがオススメ。

MINE的おすすめ3作品

1、土地と溶け合う幻想的なアート作品

マ・ヤンソン/MADアーキテクツ「ライトケーブ」「ペリスコープ」photo Osamu Nakamura

中国のマ・ヤンソン率いる建築集団MADアーキテクツの作品、“ライトケーブ”と“ペリスコープ”。越後妻有を代表する名所のひとつ、清津峡渓谷トンネルを改修。全長750mのトンネルを潜水艦に見立て、外を望む潜望鏡として作品を展開。自然の力が織りなす幻想的な景観は是非実際に訪れて体感してほしい。

2、二面性を持つ「裏側の物語」

作家は中国を代表するアーティストのひとり、シュー・ビン。
日本の有名な水墨画をモチーフにした巨大な作品を展示。影絵の仕組みを用いた作品は、表と裏ではまったく異なる表情を見せ、過去との対話を通して光と影、幻想と脆さの二面性を表現した作品にとなっている。

3、自然と融合した現代的な建築

三つ目は、大地の芸術祭のメインステージとして知られる、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]。
建物中央にある大きな池の水面に光が反射し、空や建物を鏡のように映す。一見なんの変哲もない光景だが、建物の2 階に上がって池を眺めると、あることに気付くそう……。
現代的な建築の中に自然物として「池」を取り入れ、アートとして成立させるアルゼンチン出身のレアンドロ・エルリッヒの作品。今年、森美術館で行われた展覧会も大好評だった彼の作品を大自然の中で観覧できる貴重なチャンスだ。

越後の旅は“食”も欠かせない!

素晴らしい作品を見て心が満たされたなら、次は身体を満たしてたい。
大地の芸術祭では食プロジェクトも行っており、地元の旬の食材を使った鮮度抜群の料理を堪能することができる。

オススメは、芸術祭の期間中限定でオープンする「ツマリキッチン(TUMARI KITCHEN)」。10年連続ミシュラン3つ星を獲得しているニューヨーク最高峰の名店「ジャンジョルジュトウキョウ(Jean-Georges-Tokyo)」の東京店総料理長・米澤文雄シェフが監修するレストラン。
米澤シェフ自身、妻有の食文化に魅了され、地元の食材を活かしながら“新しさ”を意識してメニューを開発したそう。
妻有の食材、ふきのとうをマスタードと組み合わせたソースや、八海山の甘酒を使用したデザートなど、和食の可能性を再認識するようなメニューが魅力。

他にもおすすめしたいのが、ビュッフェ形式で食べることのできる「越後まつだい里山食堂」。
松代の旬の美味しい食材を使った料理は、郷土の味や家庭料理にアレンジを加えたかのような上品な味付けが評判。味はもちろん、見た目も美しい色とりどりの食材を使っているので心も身体も満たされること間違いなし!
今回紹介したのは芸術祭のごく一部だが、他にもライブイベントなど、世代や地域、ジャンルを問わず訪れた方全員が楽しむことができる催しが盛りだくさん。

この夏は五感でアートを感じてみてはいかが?

問い合わせ先

イベント名 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018
URL http://www.echigo-tsumari.jp/
会期 7月 29日(日)~ 9月17日(月)
開催地 越後妻有地域 (住所:新潟県十日町市、津南町)
主催 大地の芸術祭実行委員会
tel   025-757-2637

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