どちらが正解?「致します・いたします」の正しい使い方
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どちらが正解?「致します・いたします」の正しい使い方

2018/06/29

普段なにげなくメールで「よろしくお願い致します」なんて使っている人も多いのではないでしょうか。
「致します」と「いたします」。実は漢字とひらがなに正しい使い分けがあるのをご存知でしたか?
やってしまいがちな「致します」・「いたします」の間違いについて、この機会に学んでおきましょう。

ほとんどの場合「いたします」が正解

ビジネスメールの文末に「よろしくお願い致します」と書く人はとても多いですね。
実はこの「致します」は間違いだって知っていましたか?同様に「お電話致します」「実施致します」「お伺い致します」などもすべて不正解です。

この場合の「いたします」は、述語の下について付属的な意味を添える「補助動詞」にあたります。
公用文では補助動詞をひらがなで書くというルールがあるので、本来は「よろしくお願いいたします」と書くのが正解です。文法のことがよくわからないときは、「いたします」を「します」に置き換えた時に意味が通じるかどうかをチェックしてみてください。不自然さがないのなら、ひらがなで書いておけばOKです。
例えば、先ほどの例だと、「よろしくお願いします」「お電話します」「実施します」「お伺いします」はどれも意味が通じますので、ひらがなが正解となります。

漢字で書くのは実はこれだけ!

では逆に漢字で書くのはどのような時なのでしょうか?
漢字表記の「致す」は、文法でいうと通常の「動詞」にあたります。「話す」「聞く」「食べる」などと同じくくりです。「致す」には「至らせる、及ぼす、届ける、仕向ける」などの意味があり、たとえば「故郷に思いを致す」「不徳の致すところ」などの時は漢字で表記します。それ自身を動詞として使うときは漢字表記が正解です。

「思いを致す」や「不徳の致す」という言葉を使う機会はあまりないと思いますので、ほとんどの場合はひらがなで書くことになります。これまで「お願い致します」としていた方は、この機会に正しい使い方をマスターしましょう。

Editor:Megumi Fukuchi

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