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「膣ケア」のやり方は2つ。メリットを植物療法士に聞いた

2019/10/07

「膣ケア」を大特集! まずは、いざコトに及ぶ前にやっておくべき【プレケア編】をご紹介。女性のデリケートゾーンのケアの大切さについて説いた著書、『潤うからだ』で話題の植物療法士、森田敦子さん。日本ではまだまだ浸透していない「膣ケア」について、詳しくお話を伺って来ました。

日本における植物療法の第一人者・森田敦子(もりた あつこ)さん

「遅れている、日本女性の膣ケア」

「美白やメイクなどの美容には意識が高い日本人女性ですが、膣ケアに関してはかなりの“後進国”と言えます」

のっけから森田さんの厳しいお言葉が。

森田さんが植物療法(フィトテラピー)を学び20数年暮らしたフランスでは、母親が月経を迎えた娘にデリケートゾーンのケアの仕方を教えるのが、当たり前のことだそう。

「セクシュアリティとセンシュアリティ、そしてマスターベーションの大切さもきちんと教えられます。そもそも性欲は食欲と睡眠欲に並ぶ、人間の三大欲求のひとつ。恥ずかしいことでも罪悪感を感じることでもないんです。

セックスライフの充実のため、そしていつか出産するときのため、自分の身体の中でいちばん重要な場所である膣をケアすることは当然のこと。

膣を日常的にケアすると、粘膜が潤うことで濡れやすく感じやすい身体になってくれるので、セックスをより楽しめるようになります。しかも膣の持つ免疫力が高まり、ガンジダ菌やトリコモナスなどの感染症を防げるようになるんです」

セックスを楽しむために重要だという膣ケア。このほかに、自分の膣の状態を知ることで、毎月の生理が順調かどうかやオリモノの匂いの変化など、自分の子宮の状態に気付きやすくなるメリット効果も。

「MINE世代なら、絶対におろそかにはしてはいけないケアだと思ってください」と、森田敦子さん。

【やり方】膣ケアとは?

森田さんによると、デリケートゾーンのお手入れ「膣ケア」のマナーの基本は2つ。1つ目は「VIOゾーンの脱毛」。2つ目は「洗って潤す」

ステップ1「VIOゾーンの脱毛」

「欧米ではVIOのヘアのお手入れはマナーなんです。見た目だけじゃなくて、生やしっぱなしではムレやすくなるから痒くなったり匂いがキツくなったり、衛生的にもよろしくないと考えられています」

衛生面を考えると、より心地よく過ごすためにも今からVIO脱毛を始めた方が良さそう。

ステップ2「洗浄と保湿」

「シャンプーで顔を洗う女性は居ませんよね? それと同じで、膣にはデリケートゾーン専用のソープを使用して、保湿も専用のモイスチャライザーを使うべきなんです。

洗浄力の強いボディソープでは膣の潤いを奪い過ぎてしまいますし、子宮という大事な臓器に繋がる部分ですから、身体に優しいオーガニック成分の製品を使わないとダメ。

顔のスキンケアと同じで、膣もケアしないと潤いがなくなりどんどん老化してかさかさになるんです。MINE読者の皆さんなら、今から始めることで10年後、20年後の膣の老化に、大きな差がつくことになりますよ」

膣ケアが浸透しているフランスでは、デパートやドラッグストアにはスキンケアやボディケア用品と並んで、デリケートゾーン用品コーナーというものがあるんだとか。

森田敦子さんおすすめデリケートゾーン専用ケアグッズ

膣ケアの【メリット】

感じやすいカラダをつくる

感じやすい身体を作るためにも、膣ケアが大切だと言う森田さん。日本人のデリケートゾーンに対する意識の低さは、そのまま、性生活の充実度の低下にも繋がっています。

「セックスでオーガズムを迎えた時に放出されるβ-エンドルフィンとオキシトシンは、ストレスを吹き飛ばしてくれるホルモン。高価なものを買ったり仕事で成功したりしても出にくいこのホルモンは、別名『幸福ホルモン』とも呼ばれており、放出されると穏やかな気持ちになることができます。

男性のオーガズムは1回のセックスで一度だけど、女性は何度もオーガズムに達することができる。1回のセックスで何度もこの『幸福ホルモン』が放出されるのを体験できるのです。それを味合わないなんてもったいない! ちなみにこのホルモンが放出されないと、顔のハリやツヤが失われ、膣の粘液力が落ちることで免疫力も低下して病気にかかりやすくなることも考えられます。

もし、濡れ辛くて性交痛があるのならば、潤滑ジェルを使用するといいですよ。『アンティーム オーガニック』でも、セックスのときに潤って感じやすくするための『ローズ ローション』という潤滑ジェルがあります。セックスはふたりで作るもの。痛いと拒否するのではなく、こういったアイテムに甘えてみてはいかがでしょう。恥ずかしがらずに自分が感じる場所やどうして欲しいかを伝えるのも大事ですよ」

とは言え、パートナーが居ない女性だって多いはず。

「そういう場合は、セクシャルセルフケア(マスターベーション)をおすすめします。性欲は、身体の構造上自然なことですし、定期的にオーガズムを得るのは大事なこと。感受性が養われ、不感症対策やその日の体調の把握にもなります。

先日、グウィネス・パルトロウがWebマガジン『GOOP』で、彼女が愛用する、携帯電話で操作できるバイブレーターを紹介していましたが、それを使うと『今日は何分でイッたか』という記録がつけられるので、その日の自分の状態がわかる。もはやゲーム感覚です(笑)。

また、フランスでは70代、80代のマダムでもバイブレーターを買ってセルフプレジャーを楽しんでいる方もいるよう。それくらい、セクシュアリティの重要性をみんな理解しているんですね。

今は日本でも、女性がプロデュースした女性向けの、一見大人のオモチャとはわからないものも増えてきています。大人女性の夜のお作法として、ひとつ持ってみるのはどうでしょう」

膣ケアはセックスレスも救う!?

「日本では、女性がセックスを楽しむことを大っぴらに話せない風潮がまだまだ根強くて、恋人や夫とのセックスでオーガズムを得られなくても、それをきちんと話し合えない。だけど毎回気持ちよかったフリをしていては、男性のテクニックも向上しないですよね。

感じないセックスでは濡れないし、痛いだけ。そのせいなのか、最近では若いカップルでもセックスレスが増えていると聞きます。

でもフランスではセックスレスというのはありえません。セックスをないがしろにしていいことなんてひとつもないんです。

不妊や不倫も、そこのすれ違いから始まることも多いですし。結婚前からレスだったのに子供が欲しいときだけセックスをして、それで授かるというのはなかなか難しいことも。そしてその背景にあるのは、日本女性が女性のセクシュアリティを許さない、という風潮だと感じます」

「ちょっとでも男性に色っぽくアピールしている女性がいると、それを叩いて牽制し合う。これこそ、セックスでβ—エンドルフィンをきちんと分泌していないからではないでしょうか。

だからギスギス・イライラして、若くても『オニババ化』してしまうんです。

仕事と同じくらい、恋もセンシュアリティも大事。β—エンドルフィンは自律神経にも関係し、鬱などの精神性疾患を防ぎ、その恩恵は計り知れません。

仕事を言いワケに恋愛やセックスから逃げている女性も多いようですが、もっとセンシュアリティやセクシュアリティを開放した方が、優しくて大らかな女性が増えて、世の中みんながハッピーになる。少子化で、2025年には日本の人口が700万人減少すると言われています。女子会もいいですが、そればかりやっている場合じゃないんです」

耳の痛~いお言葉……! 森田さんが「スカートの下のエチケット」と呼ぶ膣ケアは、社会問題にまで繋がっていたのです。

自分の身体のいちばん大切なパーツである膣=子宮の入り口に目を向けることは、セックスの向上だけでなく、世界をも救う、のかもしれません。

▼これからはじめる膣トレ

セルフプレジャーを学ぶ

森田敦子さんプロフィール

日本における植物療法の第一人者。CA時代にダストアレルギー気管支喘息を発病したことがきっかけで、フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学び、劇的に改善。帰国後は、植物療法に基づいた商品とサービスを社会に提供するため会社を設立し、自身がプロデュースした「アンティーム オーガニック」の商品開発や「ルボア フィトテラピースクール」を主宰する。著書『自然ぐすり』、『潤うからだ』(ともにワニブックス刊)、『自然のお守りぐすり』(永岡書店)も好評発売中。

膣ケアのことがもっと知りたければ……

森田さんの著書、『潤うからだ』は女性の性と膣の重要性について説いた、膣ケアのバイブル。いつか出産し、更年期を迎えておばあちゃんになっても付き合う自分の膣や子宮のこと、今から知ってケアしておきたい。『潤うからだ』(ワニブックス刊)¥1296(税込)

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Editor:Moyuru Sakai
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