そもそもエモいの意味とは

エモいとは「切なさ」・「懐かしさ」・「言葉には言い表せない感情」などを表す際に使われる、日本で生まれた俗語(スラング)です。主に使われるシチュエーションとしては、感動を感じた時や感情が揺さぶられた時などが挙げられます。

【調査結果】日常で使ってますか?

画像:MINE

「エモい」って実際のところ使われてるの? まずは世の中の現状を探るべく、MINEのSNSアカウントにてアンケートを実施。1,300以上の回答結果がコチラ!

  • 聞いたことはあるけど使わない:51%
  • たまに使う:30%
  • そもそも知らない:11%
  • 日常的に使う:8%

51%が「聞いたことあるけど、使わない」

今回実施したアンケートで最も多かったのは「聞いたことはあるけど使わない」とする回答。51%と過半を占めました。

そして、約1割の人が「そもそも知らない」を選択。SNSなどではよく目にする言葉ですが、実際に生活していく中で使う人はそこまで多くないことがうかがえます。

【みんなの声】どんなイメージ?

<20代>の声

「なんかセンチメンタルな感じ」(20代/女性)

 「心を動かされる光景やシーンなど言葉で説明できないようなぐっとくる瞬間やものに使う」(20代/女性)

「たとえば、学生時代に活動していたサークルのDVD等を卒業後、鑑賞した際に使うことが多い」(20代/男性)

「“感慨深い”という意味だけど、モロに言うと照れくさいから少しおどけて“エモい”と言っているイメージです」(20代/女性)

<30代>の声

「情緒あふれる様子や、レトロな雰囲気を表すときに若者が使う言葉」(30代/女性)

「なんとも形容しがたいけどすごく良いみたいな意味で使ってるのかなと思ってます」(30代/女性)

「センチメンタル的な、感情に訴える? 意味だと思っています。だけど、イマイチ意味が理解できない&使うタイミングが分かりません笑」(30代/女性)

<40代>の声

「グッとくるみたいな意味? 正直よくわかってない」(40代/男性)

「エモーショナルが語源で、感情が揺り動かされるという意…かと」(40代/女性)

どうやら大体の人が「懐かしい・レトロ・言葉で説明できないけどグッとくる」などのイメージを持ち合わせているよう。ただ、中にはいまいち良く分かっていないといった人も。

一体どこから発生して、現状どのようなシチュエーションで使われているのでしょうか? 徹底的に紐解いてみましょう!

【語源】2つの説がある!

「エモい」の語源には、今のところ2つの説が存在します。早速それぞれの説をみてみましょう。

【1】音楽のジャンルから誕生した説

最も有力と言われているのが、「音楽から派生した説」

具体的には、1980年代にアメリカで生まれたエモーショナル・ハードコア(通称:Emo)(※1)と呼ばれるロック・ミュージックの略称が由来とされています。21世紀に日本でも流行した際に、その音楽性を「エモい」と形容したのだとか。

その後、音楽に限らず、日常的に「感情的・情緒的である」と言い表せるような情景や感情を「エモい」と表現するようになり、今に至るといるのが1つ目の説です。

※1「Emo」は、英語で「感情的な・感動的な」などの意味がある形容詞「emotional」を略したもの。その名のとおり、感情的で攻撃的かつメロディアスな音楽に、センチメンタルでどこか切ない気持ちを表すような歌詞が特徴的な音楽ジャンルです。

【2】日本語から派生した説

2つ目のとしては、「日本語の“えも言われぬ”から派生した」説

そもそも“えも言われぬ”とは「何とも言い表せない・形容しがたい・言葉で言い表せない・言葉で言い表せないほど素晴らしい」などの意味をもつ形容詞。「エモい」と意味が似ていることから、「エモい」の“エモ”は「えも言われぬ」の”えも”から派生したと推測されています。

2016年から広く使われるように

では実際のところ、いつ頃から広く使われ始めたのでしょうか?

調べてみたところ、どうやら「エモい」は、若者言葉として2007年頃から既に使われ始めていたそう。その後、三省堂が実施した「今年の新語2016」にて、「ゲスい」「エゴサ」などを抜いて堂々の2位にランクインしたことをキッカケに、広く使われるようになったようです。(ちなみに1位は「ほぼほぼ」)

2016年には、Twitterが投稿できる動画の秒数を増やしたり、Instagramがストーリーズを導入したりと、SNSが大きく飛躍した年でもありました。

そうしてSNSが広く普及したことは、「他人に共感したり、自分の意見を発信する機会が増えたこと」を意味します。そのような時代の流れと共に、それまで「ヤバい」で一括りにされていた表現方法にも広がりができ、「エモい」は浸透していったのではないでしょうか。

【具体例】こんなものは「エモい」

【1】インスタグラム

インスタグラムには、エモさを感じられる写真がたくさんあります。手っ取り早くエモさを感じたいなら、まずはインスタグラムを放浪してみるのがおすすめ。インスタグラムでのエモいと形容される写真はは以下のパターンが多い。

  • 自分の過去の経験と重なるような風景やシーンの写真
  • レトロ感漂う風景や景色
  • 日常の幸せそうなワンシーンを切り取ったもの

どのパターンの写真も、どことなく儚くて切ない雰囲気に包まれた写真が多いようす。彩度に関しても、一般的に「インスタ映え」とされるハッキリとした写真とは対照的。基本的に、淡いイメージのものが大半を占めるようです。

「人物系」のエモい写真

全体的に色彩は淡めで、日常の一瞬を切り取ったようなものが多いイメージ。基本はフィルムカメラで撮ったもの、もしくはフィルムカメラで撮ったようなエフェクトがかけられた写真が多い印象。

「風景・建物系」のエモい写真

こちらの写真も、やはり色彩は全体的に淡めなイメージ。風景・建物系の写真は、基本的に夕方以降の時間に撮られたものが多め。夕焼けの空模様がノスタルジックな雰囲気を演出してくれています。ずっと見ていると、なんだか切ない気持ちになってきますよね。

エモい写真が見つかるおすすめハッシュタグ

<レトロ系>

<青春系>

<フィルム系>

<その他>

【2】音楽

インスタの次は、聴けばエモい気分になれるおすすめの曲を紹介。今回は邦楽に絞って、新旧問わずに厳選したエモ曲をお届け! カラオケで歌って、みんなでエモさに浸ってみるのもいいかも。

  • 「歩いて帰ろう」(斉藤和義 / 1995年)
  • 「チェリー」(スピッツ / 1996年)
  • 「言葉にできない」(小田和正 / 2001年)
  • 「虹」(福山雅治 / 2003年)
  • 「Missing」(ELLEGARDEN / 2004年)
  • 「染まるよ」(チャットモンチー / 2008年)
  • 「やさしい気持ちで」(Superfly / 2009年)
  • 「僕らの夏の夢」(山下達郎 / 2009年)
  • 「サーカスナイト」(七尾旅人 / 2014年)
  • 「蝶々結び」(Aimer / 2016年)

【3】映画

写真→音楽と来たら最後は映画。洋画・邦画別に5本ずつ紹介します。観ればきっとエモい気持ちになれるはず。友達と一緒に観て感想を語り合ってもよし、1人で深夜に観て感傷に浸ってもよし!

洋画編

  • エターナルサンシャイン
  • スタンドバイミー
  • SOMEWHERE
  • ルビースパークス
  • バグダッド・カフェ

邦画編

  • ウォーターボーイーズ
  • スウィングガールズ
  • 花とアリス
  • リンダ・リンダ・リンダ
  • ピンポン

【例文】実際に使ってみよう

“掃除してたら高3の卒アル出てきたエモすぎる”

写真などを見て当時の思い出を振り返ったりすると、自然と感傷的で懐かしい気持ちになりますよね。卒アル以外にも、文化祭のTシャツや昔遊んでいたゲームカセットなど、感傷に浸れるアイテムを見つけたら、それはエモ?

“この曲はエモすぎ”

歌詞が自分の現状や過去の経験と重なっていたり、曲自体が昔の恋人が好きな曲であったりした時にこの表現はぴったり。音楽を聴いて思わずノスタルジックな気分になった時は、エモいと表現してみて。

“高校ぶりに部活の友達と遊んだの流石にエモすぎた”

しばらくぶりに友達と再会した時は、誰でも懐かしさに浸るはず。思い出話などで盛り上がったりしたら、エモポイント高め。

“え、今日の夕日めちゃエモくない?”

エモさの代名詞といっても過言ではない夕日。誰でも一度は、夕日を見て儚く切ない気持ちになった経験があるはず。その日に感傷的な出来事かあったかどうかに限らず、夕日ってなんだかノスタルジックな気分にさせてくれますよね。綺麗な夕日を見た日には、迷わず使ってみて!

※記事内のデータは、MINE編集部の調査結果(2020年5月)に基づいたものです。

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