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【お世話になります】シーン別、例文でレクチャーする正しい意味と使い方

2020/02/20

『お世話になります』は、職場や取引先とのビジネスや、日常生活などのいろいろな場面で使う言葉です。正しい意味と用法を知り、適切に使えるようにしましょう。すぐに使える例文や、言われたときの返し方についても解説します。

お世話になりますの意味

『お世話になります』はさまざまなシーンで使える便利な言葉です。
使う機会も多いですから、できれば正しく使いたいものですね。
そこで、まずはどんな意味を持つ言葉なのか知っておきましょう。

世話になるの丁寧な表現

『お世話になります』を辞書で引くと、次のような意味を持つ言葉だとわかります。


「世話になる」を丁寧に言う表現。お世話になる、人の手助けを得ることを恐縮して、謝意を込めて言う表現。「ご厄介になります」のようにも言う。

出典:「お世話になります(おせわになります)」の意味や使い方 Webio辞書

『世話』という言葉自体は『身の回りの面倒をみる』『援助をする』という意味を持っています。

『~になる』は、『それまでと違う状態になる』という意味を持っており、あわせて『身の回りの面倒を受ける状態になる』の意味だと考えられます。

『お世話になります』は「普段からお世話になっています」という、丁寧なお礼や挨拶に使う言葉として用いられます。

お世話になりますの使い方

どのような場面で使う言葉なのか、具体的な使い方について見ていきましょう。上手に使うことで、新しい関係をスムーズに始められる手助けとなります。

新しい取引先に向けて

営業などで新規の顧客に結びついたとき、最初のメッセージでよく使います。

取引先に対して使う場合は「ご面倒をおかけしますが、今後ともよろしくお願いします」という意図で、最初に交わす言葉として用いられることが多いです。

▼使い方例

「初めまして、A社の〇〇と申します。これから先、私が窓口を担当いたしますので、今後ともお世話になります」

のように使います。ビジネスで使われる場合、「よろしくお願いします」とほぼ同じ意味です。 なお、社外だけでなく初出勤のときにも上司や先輩に対して用いられます。

初めて挨拶をするときに

『お世話になります』は初めての挨拶でも使われます。

何か習い事をするときの先生に対してや、引っ越し先の大家や隣人に対して「今後あなたと関わりを持つことになります」という意図の元に用いるのです。

初対面で、かつ今後関わりを持つことになるであろう相手に対し、挨拶の際の第一声として使われることもあります。

メールで使う場合

メールでは『お世話になります』と本文の最初に用いられることが多いでしょう。初対面の相手にはもちろん、同僚やチームの仲間などにも使います。また、取引先や上司に対しても用いてもOKです。

なお、やりとりの頻度によっては少し使われ方が異なる場合があります。

▼使い方例

久しぶりにメールを送る相手なら
・「ご無沙汰しています」
・「お久しぶりです」

普段からやりとりをしている相手なら
・「お世話になっています」
・「いつもお世話になっております」

つまり、ほとんどのシーンで使われる慣用句化した言葉だといえるでしょう。

お世話になっておりますとの違い

『~になっております』は、現在進行形の言葉です。
つまり、今現在お世話になっている、手間をかけてもらっている相手に対して使います。

そのため初めて連絡する相手に「お世話になっております」を使うと、違和感が発生します。

ただし、「お世話になります」は先述の通り慣用句化しているため、こちらの方法はいつもやりとりがある相手に対してでも使われる場合があります。

社内でもお世話になりますは使う?

『お世話になります』は、 対外的な言葉で、取引先や初対面の人に使う言葉 です。

それでは、普段から仕事で関わりのある社内の人間に対して使うのかどうかを、考えてみましょう。

基本的には使わない

『お世話になります』は言い回しが丁寧な言葉なので、ある程度近しい間柄の人にはあまり使いません。同僚や後輩に対しては特に、使うと変に思われる可能性があります。

ただし、初出勤のときや、初めて顔合わせをする相手に対しては使うこともあります。あるいは少し距離を感じる、年の離れた上司などにも用いることがあるでしょう。

「お疲れ様です」が適切?

「お疲れ様です」は、一種の挨拶です。仕事を終えて帰るときや電話に出るとき、あるいはメールの最初の文章として使用します。

これらのシーンで使う場合、社内で距離感がある程度近しい相手であれば、「お世話になります」よりも「お疲れ様です」のほうが適切でしょう。

目上の人には「お疲れ様でございます」とやや丁寧な言い回しをすることもあります。 ただし、規則の厳しい会社や大企業では挨拶として使われることもあるため、他の人がどんな挨拶をしているかは確認しておいたほうがよいでしょう。

自社がどのような社風やルールなのかを見極める必要がありそうです。

お世話になりますの例文

『お世話になります』の使い方を例文とともに紹介しましょう。基本的にはビジネスシーンで使うことになります。

本日よりお世話になります

もっともよく使われるのは初対面の挨拶です。全員の前での自己紹介時や、初めて会った上司などに対して用いられます。

▼使い方例

・A県出身の〇〇です。本日よりお世話になりますので、よろしくお願いします。

また、他の部署の人間と初めて顔合わせするのなら以下のように使います。

▼使い方例

・△△部の〇〇と申します。本日よりお世話になりますので、何卒よろしくお願いします。

また取引先に対しては以下のように使います。

▼使い方例

・A社の営業部に所属する〇〇です。本日よりお世話になります。
 

自分の所属先なら、会社名と所属先までは周知なのでわざわざ言う必要はありません。

自社内の他部署なら、所属先までは知らない可能性があるので伝える必要があります。

取引相手なら、自分の会社から名乗りましょう。このように「相手と異なるコミュニティの紹介を行う」のが連絡をする際のビジネスマナーになります。

いつもお世話になります

『お世話になります』と大きな違いはありませんが、初対面の人に使うと変に思われるかもしれないので注意しましょう。

▼使い方例

・いつもお世話になります。△△社企画部の〇〇です。以前にお話しました例の××の案件は、その後いかがでしょうか?

・いつもお世話になります。△△社営業部の〇〇です。先日は我が社に足を運んでいただきありがとうございました。

このように、相手と以前に関わりがあり、なおかつ普段から接点がある相手に対して使うのが有効でしょう。

しばらく関わりがなかった相手には「ご無沙汰しています」などを使ったほうが角が立たないでしょう。

お世話になりますに対しての返事

お世話になりますは使用頻度が高いので、相手から言われることもあります。 そのときにお互い気持ちよく言葉を交わすには、どのような返事をすべきでしょうか。

こちらこそお世話になります

誰に対して使っても角が立つことがない、無難な返し方と言えるでしょう。親しい相手なら「こちらこそ」と済ませてもよいかもしれません。

基本的に今後ともお付き合いがあったり、お互いに利益があったりなどの協調関係がである場合が多いでしょう。

相手が取引先の人間だったり、普段から交友があるのなら「こちらこそ、今後ともお世話になります」と返してもOKです。

使われた際には、自分のほうが目上であっても丁寧な回答を心がけると、相手からの心証もよくなります。

いつもありがとうございます

「お世話になります」は「いつも助けていただき、ありがとうございます」と置き換えることもできます。

それに対しては「(こちらこそ)いつもありがとうございます」と返すと好印象です。 お互いに謝意を述べることで、今後も気持ちよく関係を維持できるようになるでしょう。

お世話になりますの言い換え表現

取引先相手に毎回使っていると「手抜きに思われるのでは?」と不安になることもあるでしょう。 そこで『お世話になります』の代わりに使える言い換え表現をいくつか紹介します。

よろしくお願いします

「お世話になります」と同様に、ビジネスシーンではもっともよく使われる慣用句です。「よろしくお願いします」は、文章の最後に用います。

▼使い方例

・株式会社〇〇 △△部 ××様 お世話になっています。先日お伺いした件のご連絡です。(中略)都合のよいときにお返事もらえればと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。 

というように、「お世話になります」と併用することも可能です。
フォーマルなメール文としては、社外・社内に関わらず「よろしくお願いします」で締めるのが一般的です。

相手に何かして欲しいときや手間をかけさせる以外にも、挨拶で使うことがあります。

ご厄介になります

こちらは慣用句ではなく相手に手間をかけさせることへの挨拶として使います。 お世話になりますのように頻繁に使われる言葉ではありませんが、より丁寧に相手に対して謝意を述べたいときに向いているでしょう。

▼使い方例

・ このたび、ご厄介になります〇〇と申します 

・ 少しの間ですがそちらでご厄介になります。どうぞよろしくお願いします。 

というように、文頭・文末のどちらで使っても不自然さはありません。文脈によって使い分けるようにしましょう。

まとめ

『お世話になります』は、従来「相手に手間をかけさせる」「面倒を見てもらう」ことへの謝意を述べる意味を持っています。

ビジネスシーンなどでは挨拶としての意味合いも強く、文頭でよく見かける言葉です。 特に日頃から関わりがある相手や、社外の人間とのやりとりをする際によく使われます。

他には、「今後ともよろしくお願いします」という意味で、初対面の相手に使われることも多いようです。 使用頻度の高い言葉なので、うまく使うことで相手との良好な関係をさらに深めることができるかもしれません。

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