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一生にかかるお金いくらか知ってる?ライフイベントのお値段とは

2019/11/20

就職・結婚・出産・子育て…。私たちが生きていくなかで、日々の生活以外にいろんなライフイベントが起こるけれど、それぞれどれくらいのお金が必要か知っている? 予め知って計画的に準備しておけば、突然の事態も怖くない!と言うことで、ファイナンシャルプランナーの水野綾香さんに目安の金額をヒアリングしてきました。

いくら必要?ライフイベントでかかるお金LIST

結婚:約350万円

「結婚すること自体にはお金はかかりませんが、大きなお金が必要になるのは挙式と披露宴を行う場合。行う規模にもよりますが、全国での平均額は350万円くらいと言われています。ただし、全額実費で用意しなくてはならないわけではなく、一般的にはご祝儀をいただくことでプラスマイナス・ゼロくらいになると言われているので、予備費として100万円前後くらいを事前に貯められると良さそうです」(FP水野綾香さん)

出産:約50万円

「妊娠後は、定期検診と入院料、分娩料、薬剤料など実際に分娩するまでのお金がかかってきます。ただし、出産育児一時金が一律で42万円給付(子供ひとり当たり)されますので、自己負担額はおおよそ10万円くらい。ただし、出産方法によっても負担額は変わってくるのである程度備えておく必要がありそうです」(FP水野綾香さん)

住宅購入:約4,000万円

「住宅を購入する場合、全国平均では4,000万円弱が相場です。住宅ローンを組む際に頭金をとして自己資金を2割から3割くらいは用意できるように準備されるといいかなと思います」(FP水野綾香さん)

子供の教育:約1,000万〜2,000万円

「子供ひとりの生涯教育費で、幼稚園から国公立の場合は1,000万円前後、私立の場合は2,000万円ほどがかかると言われています。お子さんが小学校に入られたあたりから学費がかかってきて、貯めづらくなるので出来るだけ小さいうちに貯めていくことが大切。ジュニアNISAや学資保険を併用するのも◎!」(FP水野綾香さん)

【教育費の内訳POINT】

■保育園・幼稚園:東京都の目黒区や世田谷区の保育園は月8万円〜10万円位、幼稚園は月3 万円〜5万円位が目安。

■受験:中学受験の場合は小学校4年生くらいから塾に通わせるのが一般的。4年生、5年生、6年生の3年間で180万円前後の費用がかかる。
大学の費用は入学金と4年間の授業料を合わせて
国公立だと平均で約250万円
私立だと約400万〜500万円
医学部は約1500万〜2000万円

■留学:どの国に行くかによっても異なりますが、例えばNYに1年間語学留学を想定した場合、渡航費や、ビザ、保険、家賃、食費、スクール料金で300万〜400万円くらい。2週間〜1ヶ月の短期留学であれば約40万円が相場。

定年退職後の生活費いくらかかる?

「老後2000万円が足りない」 と騒がれてから久しいですが、実際のところどうなの?という大きな疑問をここで解決! 

そもそも年金はいくらもらえる?

まず知っておきたいのは老後の生活を支える公的年金のこと。公的年金とは、老後生活を安心して過ごせるように作られた制度。どういう構造で、自分がいくら受給できるか把握していますか?

基本的な公的年金の支払いの構造は、“2階建”構造になっているということ。
1階は「国民年金」(「基礎年金」とも言う)。20歳以上60歳未満の日本国民が全員加入する制度で、40年間満額を納めると65歳以降の受給開始から年間約78万円(月にすると65,000円、2019年11月現在)が死亡するまで受給できる(※金額は納付期間により変動あり)。
2階は会社勤めの方が加入する「厚生年金」(公務員の方は「共済年金」)。給付額は、在職中の年収や支払っていた期間によって異なり、「国民年金」に上乗せされて死亡するまで給付される。
そのほか、3階部分に企業が任意で行なっている「企業年金」、個人で加入する「個人型確定拠出年金(iDeco)」や「年金保険」などの私的年金があります。

よって、自営業の方などで「国民年金」のみ加入していたと言う場合は、年間約78万円の給付。企業勤めで「厚生年金」に加入している方や自身で私的年金を積み立てている方はそれ以上の額が受給できることに!

老後の貯金はいくら必要?

では、年金だけで暮らせるかと言うと必ずしもそうではない。
「定年後、ご夫婦ふたりでゆとりある老後生活をするには、いくら必要かというアンケートでは月38万〜40円くらいとのデータもあります。

一例ですが、もしもご夫婦がふたりとも国民年金だけだった場合で、65歳に退職した後の余命が25年と仮定します。
退職後月25万円使う暮らしをしたいとなれば、月々12万円が不足するということに。不足分は貯金を切り崩すことになるので、12万円×12ヶ月×25年間だと、36,000,000円(ひとり当たり18,000,000円)を老後までに用意しておかなくてはなりません」(FP水野綾香さん)

※65歳で退職後、90歳まで余命を25年と仮定した場合

老後もゆとりある生活をするには、やはりある程度の蓄えは必要。まだ先のことだから…と先送りにせず、今から自分が将来どういった生活がしたいのか、またそのためにはどういった貯蓄や運用方法があっているのかを理解しておくのが大切ということ!

教えてくれたのは……

Profile:水野綾香

大手金融代理店に10年勤続した後、FinTech企業で広報部門の立ち上げを行う。傍でファイナンシャル・プランナー(AFP)として経済メディアなどでの執筆活動、また全国各地で家計のファイナンシャルプランニングやiDeCo、NISA、生命保険などについてのマネーセミナー講演も実施。

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