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「ご無沙汰しております」正しく使えてる?類似表現や返信の言葉も
言葉の意味

「ご無沙汰しております」正しく使えてる?類似表現や返信の言葉も

2021/08/04

『ご無沙汰しております』という言葉は、久しぶりにやりとりをする者同士で、決まり文句のように使われるので、詳しい意味を知らない人もいるでしょう。相手を不快な気持ちにさせないために知っておきたい、正しい使い方を紹介します。

「ご無沙汰しております」の意味

「ご無沙汰しております」の意味
出典:pexels.com

久しぶりに連絡をとる際、ご無沙汰しておりますという言葉を使うことがあります。どんな意味を持つ言葉なのか、あまり意識せず使っている人もいるでしょう。使い方を間違えないように、詳しい意味を紹介します。

長く連絡をしていないときに使う

『ご無沙汰しております』は、連絡や行き来がしばらく途絶えたのちにやりとりを再開するときに使います。最後のやりとりから時間が空いてしまったときの、定番のあいさつの一つです。

『沙汰』には、物事を処理したり、論じて決めたりするなどの意味があり、それがなくなることを『無沙汰』といいます。無沙汰は『無関心』や『何もしないで放っておく』という意味です。

『長く、無関心な態度をとってしまい、申し訳ありませんでした』というニュアンスで使用しましょう。お世話になった人に久しぶりに会ったときなどに、口頭で使うだけでなく、メールや手紙などでも使います。

「ご無沙汰しております」の使い方や例文

「ご無沙汰しております」の使い方や例文
出典:pexels.com

人によっては頻繁に聞いたり、使ったりする言葉ですが、普段、あまり社外の人とやりとりをしない場合は使用の機会が少なく、使い方に迷うことがあるでしょう。正しい使い方や、例文を紹介します。

目上の人にも使うことができる

ご無沙汰しておりますという表現は『謙譲語』なので、目上の人にも問題なく使える言葉です。使用されるシーンを思い描いてみると分かりやすいですが、そもそも、目上の人に使う機会が多いでしょう。

お互い、敬語でやりとりするような間柄で使用されることが一般的で、ビジネスメールなどにもよく使用されています。少々あらたまった印象は与えますが、上下関係がない人に対して使っても、おかしくはありません。

どのくらいの期間が「ご無沙汰」?

どれくらいの期間、連絡をとっていないと不義理を感じるかは、人によって違います。毎日会っている人同士が、1カ月間全く連絡をとらなかったとしたら、久しぶりに連絡をしたという印象は強くなるでしょう。

それまで、毎月のように連絡をとっている間柄の場合『2~3カ月以上』の間が空くと、時間が空いたと感じやすくなります。本来なら、もっと早く連絡すべきだったという感情が大きいときほど、使いやすくなるでしょう。

期間があまりに短すぎると「この前、話したときのこと覚えていないのかな」と、不愉快な気持ちにさせることがあるので要注意です。迷ったときは、3カ月以上連絡しなかったときに使うことをおすすめします。

「ご無沙汰しております」の例文

口頭では会った瞬間、ビジネスメールでは、書き出しに使われることが大半です。用件を告げる前に、まずは、連絡が途絶えていたことに対する『お詫びの気持ち』を込めて使います。どんな風に使われるのか、例文を見ていきましょう。

  • ご無沙汰しております。その後、皆様いかがお過ごしでしょうか。こちらは相変わらず元気に過ごしております
  • 長い間ご無沙汰しており、失礼いたしました。実は、この度新しい店舗に異動することになりました

「ご無沙汰しております」に返事をする場合

連絡をしようと思っていた相手から、ご無沙汰しておりますと連絡が来ることがあります。返事をする側も『こちらこそ、ご無沙汰をしておりました』と返して問題ありません。

久々に連絡をとるので、相手に体調の変化などがないか気づかったり、こちらの近況を簡潔に伝えたりしてもよいでしょう。

  • ご連絡ありがとうございます。こちらこそ、ご無沙汰をしており申し訳ありませんでした。お元気でお過ごしでしょうか?

「ご無沙汰しております」の類語

「ご無沙汰しております」の類語
出典:pexels.com

言葉の意味や使い方が分かったところで、より正しいあいさつができるように、近い意味がある言葉の使い方も押さえておきましょう。

お久しぶりです

『お久しぶりです』は、久々に会った人に対して使います。誰もが、一度は使ったことがある言葉でしょう。口頭だけでなく、メールなどでも頻繁に使われています。

『上下関係を気にしなくてよいシーン』で、気軽なあいさつとして使える言葉です。以前に会ったり体験したりしたことから、しばらく時間があって再び同じことをするときに使います。

ご無沙汰しておりますとの違いは、申し訳ないというニュアンスを含んでいないことです。それまで連絡をとっていたとしても、顔を合わせるのが3カ月ぶりだったという場合には、久しぶりという言葉が使われます。

お世話になっております

『お世話になっております』は、ビジネスシーンで頻繁に使われるあいさつの一つです。『何かと面倒を見ていただき、ありがとうございます』という、意味で使用します。

感謝の気持ちが含まれていることがポイントで、実際にそれほど面倒をかけていなかったとしても、ビジネスでの付き合いがあれば使われることが普通です。

前回のやりとりから、あまり時間がたっていないときは、お世話になっております、という言葉から始めます。前回のやりとりから期間が空いてしまったときは、ご無沙汰しておりますから始めましょう。

まとめ

『ご無沙汰しております』は、あらたまったシーンで使われ、目上の人に対して使っても、失礼がない言葉です。ビジネスシーンでも、よく使われています。

使う目安としては、最後のやりとりから、3カ月以上の時間がたってしまった場合に使いましょう。あまり期間が空いていないのに使うと、「先日会ったことを忘れてるのかな」と余計な心配を与え、結果的に関係を軽視されていると思わせることになりかねません。

電話やメールなどで連絡自体はとっていて、会っていなかっただけなら『お久しぶりです』を使用するとよいでしょう。使いどころを見極めて、正しく使用することをおすすめします。

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