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インタビュー

酒と街とマスターと女vol.5/ジャパニーズクラフトビールを求めて【小岩】Shishi Bone

2019/05/09

今宵、この街にふらりと訪れたひとりの女性。カウンター越しに出会ったマスターとお酒を嗜みながら、たわいもない会話で夜がふけてゆく。私もそんなふうに乾杯したい!そんな女性に贈る、連載第五回は【小岩】編。

ジャパニーズクラフトビールを求めて/Shishi Bone

vol.1 【中目黒】編をみる

vol.2 【麻布十番】編をみる

vol.3 【新宿御苑】編をみる

vol.4【神泉】編をみる

東京のディープスポット、小岩。知れば知るほど味のあるこの街の一角にある“Shishi Bone”(シシボーン)。せんべろ系の渋い店が多い中、明るくオープンな店構えがひときわ目立っている。

今回ここに訪れたのは、自身を「酒スタグラマー」「酒tuber」と称する酒好き女子、倉本知尋さん。

黒板メニューに書かれた本日の6種類のクラフトビールから、1杯目は直感で「鬼伝説」をチョイス。

ずらりと並ぶサーバーからビールを注いでいく、マスターのマッキーさん。今日のような暑い日の夜にはぴったり。

店内にはスケーターであるマスターの知り合いのアーティストグッズなどが並ぶ。「この照明や、店の看板もスケボーの板を使ってるんだよね。」

「私、辛いものが好きなんですけど、タイ料理を検索すると小岩が出てくるんですよ。TVでもマツコ・デラックスさんが小岩について熱く語ってたりして、酒好きなら一度は足を運ばないとと思っていました。」

「辛いものが好きならペールエールは合うよね、1杯目だし鬼伝説を選んで正解かも。そしたら俺も栃木のビール、うしとらHIPs PISTOLsを飲もうかな。」

オーダーしたハンバーガーには、ハラペーニョをトッピング。

辛さと肉のジューシーさに、ビールの喉越しが爽快!ハンバーガーに合わせた2杯目は京都醸造の〝三度目まして〟。グレープフルーツのような風味でなんとも飲みやすい一品。女子におすすめ。

「料理はする?」の問いに、「私、東源正久の出刃包丁持ってるんです。もちろん、築地で買いました。コブダイやトビウオをさばきたくて。」と知尋さん。自宅で魚をさばいているという意外な一面も。

「俺は1日1食しか食べず、あとはお酒ってことが殆ど。仕事でNYに住んでた時にファラフェル(ひよこ豆のコロッケのようなもの)を食べて気に入ったから、日本に戻ってきて近い感じでメニューに加えてみた。それがこの〝プロペラ〟。おいしいから是非食べてみて。」

もうひとつのおすすめメニューの〝プロペラ〟。

おなかもいっぱいになったところで夜風に当たる。ときおり、賑わう駅前から歩いてきてほろ酔いで通りかかる人たちとたわいもない会話で盛り上がるなど、小岩のローカル感にたちまち溶け込んでしまう。

ラストは名残惜しさの意を込め〝なごり雪〟をチョイス。小麦粉を使ったライトエールで、かなりフルーティ。

暑さで髪をまとめあげ、注ぎたてのビールを顔に当て、すっかり気持ちよくなってしまった。

「さて、小岩のディープな場所をもっと案内するよ!」そう言って店の電気を消し、マスター行きつけの店(中華料理屋…)に向かうのであった。酒スタグラマーと、小岩の夜は深い。

倉本知尋さんのインスタグラムはこちら

Model Chihiro Kuramoto
Master Yusuke Makino
Photographer Minami Otsu
Editor Aki Tanaka

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